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About us

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 藩政時代、石川県金沢市を流れる浅野川河原には多くの芝居小屋が建ち並んでいました。経済の中心地として栄えた尾張町そして浅野川界隈には多くの寄席や芝居小屋が活気づき、お祭りに見るような祝祭空間を作り出し、芝居小屋を取り巻く劇場文化は地域経済と密接な関係を築いていました。しかし大衆の生活に溶け込んでいた古き良き劇場文化は、日本の近代化、メディアの普及によって衰退して行きました。

 この事実をふまえ、2004年春より私たちはかつて劇場文化が盛んであった浅野川界隈に朗読小屋を開設して、地域特有の文化財産である文学の魅力を広く紹介すると共に、県民市民参加型の朗読講座を通じて朗読者の育成や公演活動を行って参りました。2020年夏より活動の場を金沢城大手門そばに移して更なる地域文化活動に邁進しています。

 

朗読小屋浅野川俱楽部

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Machiko Takanawa

 東京ドラマスクール、劇団北陸新協等を経て、1990年松田章一が主宰する制作集団「鏡花劇場」に参加する。演劇人生50年に達し地元演劇界の代表的女優。劇団昴、文学座の演出家として活躍した荒川哲生に師事する。2000年泉鏡花記念館開館1周年記念公演 朗読劇「湯島の境内」に出演を機に「出前公演」を始め本公演で267公演目を迎える。地域演劇の活性化に貢献したとして、平成14年度「金沢市文化活動賞」を受賞する。2005年4月「朗読小屋 浅野川倶楽部」を設立。県民市民を対象に朗読講座を開講し郷土文学作品の魅力と地域文化のあり方を追求している。2011年演劇倶楽部「座」詠み芝居「歌行燈」東京・京都・金沢公演に出演。2012年「だらぶち ~月夜に荒ぶる男達~」東京公演に出演。2010年から2019年まで、金沢文芸館朗読会にて、五木寛之作「親鸞」「風の王国」「朱鷺の墓」を全巻全文朗読を達成する。2020年夏以降同館で五木寛之作「青春の門」の全巻全文朗読に挑戦させて頂く予定。近年は東京・金沢を拠点に舞台公演活動にも取り組んでいる。

 

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朗読公演「100人の声・命を読む」

 命の尊さを伝えるために企画された朗読公演「100人の声・命を読む」は、私たちが予想していた以上に反響があり、賛同者が続々と集まりやがて100人を超えるまでになりました。この生命の危機に対して警鐘を鳴らしたいという思いを胸に集まった有志の方々の心意気に敬服するばかりです。本公演では小中学生の皆さんも参加しています。ご来場の皆さんと共に命の尊さを考え、語り継ぐ時間を共有できればと願っています。

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